現場の安心・安全
SPOT LIGHT
穴あきトラブル・清掃作業から解放
ライン停止時間ゼロを実現した
耐摩耗配管ライニングBARIAS-A9の導入効果
スターライト工業㈱ 営業担当(以下、JSL):
本日はお忙しい中ありがとうございます。
まずは、今回BARIAS-A9をご採用いただくに至った背景から教えていただけますか?
JFEスチール株式会社 知多製造所ご担当者様(以下、お客様):
こちらこそお世話になっております。
今回ご相談した配管は、自動ビーズブラスト装置の研掃材を回収するための負圧配管だったんですが、使っているうちに内面が削れて、気づいたときには穴が開いていることが何度もありました。
研掃材が漏れると、回収も困難ですし、清掃や安全面にも影響が出ますよね。
まさにその通りです。負圧が下がってしまうので、研掃材が詰まってラインが止まることもありました。 だいたい月に4時間くらい、トラブル対応や清掃作業で設備が停止していました。
JSL:
年間で換算すると、かなりのロスになりますね。
今回のBARIAS-A9は、配管内面の耐摩耗性を高める仕様ですが、導入前に不安などはありませんでしたか?
お客様:
正直、最初は本当に持つのかどうか半信半疑でした。24時間稼働ですし、研掃材はかなり攻撃的な素材ですから。ただ、御社から事前に摩耗試験のデータ結果をご提示いただけたので、実際の環境に近い想定で検証されているとわかって、導入を決めました。
ありがとうございます。導入後1年が経ちましたが、使用状況はいかがですか?
お客様:
驚くほど順調です。24時間フル稼働でも摩耗はごくわずか。配管からの漏れが解消され、想定外の研磨剤追加が不要になり、配管補修のコストもかからなくなりました。そして一番大きいのは、毎月当たり前のように発生していた機械停止がなくなったことです。あれは本当にストレスでしたから(笑)。
JSL:
それは嬉しいお話ですね。今回の施工箇所以外への展開も検討されていると伺いました。
お客様:
はい。他にも同様のトラブルが起きやすい配管がありますので、順次BARIASに切り替えていく予定です。
すべての箇所に導入できれば、ライン生産性の向上、補修費用削減、新規部材購入の削減効果を合わせて、年間約200万円のコスト削減が見込めるという社内試算も出ています。
JSL:
なるほど。それに加えて、現場環境の改善や廃棄物削減など、環境面での副次的効果もあると伺いました。
お客様:
はい。清掃作業も減りましたし、研掃材の廃棄もかなり減っています。
作業者の負担も軽くなり、作業環境としてもずいぶん改善されました。
安全性やエコの観点でも、今回の改善は非常に価値があると実感しています。
JSL: ありがとうございます。 今後も現場にフィットした耐摩耗ソリューションを提案できるよう、サポートしてまいります。 貴重なお話を本日は本当にありがとうございました。
お客様: こちらこそ、ありがとうございました。
【導入メリットまとめ】
- 摩耗による配管トラブルを削減
- 月間4時間のライン停止をゼロに
- 配管漏れによる研掃材の追加購入・配管補修費不要に
- 年間200万円のコスト削減効果を試算
- 作業環境改善・廃棄物削減にも貢献
【基本情報】
1.(配管形状)直管・チーズ管
2.(配管径)125A ~ 250A
3.(長さ)最大5.5m
4.(使用温度)5~60℃
5.(塗装方法)新品の金属配管への塗布(拠点:滋賀県栗東市)
【実績例】
・ブラスト工程 125A 直管、チーズ管
【用途提案】
・粉体輸送配管
・フライアッシュ、クリンカアッシュ圧送配管
・脱硫装置配管
配管の早期摩耗でお悩み持っている方、一度我々に相談してみてはいかがでしょうか?