FAQ|よくある質問

Frequency Asked Question

ポリウレア全般

ポリウレア樹脂とはどのような材料ですか?

ポリウレア樹脂は、イソシアネートとポリアミンの反応によって生成されるウレア結合を持つ高分子樹脂です。
耐久性・耐摩耗性・防水性・耐薬品性に優れているため、各種産業に採用されています。

ポリウレア樹脂コーティングは、耐衝撃性・防錆・耐薬品性・防水性・難燃性・耐摩耗性などの機能を付与します。
また、母材を変更することで軽量化や強靭化も実現できます。

ポリウレア樹脂の耐熱温度は100℃前後となります。

ご使用条件によって提案致しますので、 お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

専用の2液混合スプレーシステムによる塗布方法が一般的です。

スプレー缶では施工できません。

グレード別特性一覧表をご確認下さい。詳しくはこちら

金属、コンクリート、FRP、木材、発泡スチロールなどに塗布実績があります。
密着性が低い素材(ゴム、ポリエチレン等)は推奨していません。

着色対応は可能です。気軽にご相談ください。問い合わせはこちら

 

着色なし場合は淡いベージュカラーとなります。

速乾性が最大の特徴となります。
塗布後数分で硬化開始、最短養生時間24時間で使用可能です。専用スプレーシステム使用により1日数百㎡の塗布できます。工期短縮が求められる現場等では非常に効果的な工法になります。

BARIASの工事施工実績はこちら

はい、対応可能です。
(1)支給部材や弊社母材含めた設計品の塗布は弊社栗東事業所(滋賀県栗東市)内の塗布ブースにて施工します。 
弊社塗布ブースで対応できる母材の規模は下記にてご確認ください。

・寸法: 高さ2m未満 ✕ 幅/短辺 2.4m未満 ✕ 長さ/長辺 5m未満

・重量: 10トン未満
※幅、長さは10トントラックに積めるサイズを参考に設定しています。

(2)現場に出向いての塗は弊社工事部門が担当いたします。
現場に出向いての塗布時に、下地処理(ケレン・ブラスト・ウォータージェット)作業、足場設置作業も実施可能です。

一回の塗布0.5~0.7mmの膜厚がつきます。2mmから3mmの膜厚の実績が多くあります。要求される用途によっては10mmの膜厚の塗布実績もあります。※膜厚が増加しますと必要の養生時間も長くなります。

母材やプライマーの組み合わせによって性能にばらつきが生じますが、10MPa前後となります。 一般塗料の密着強度は2MPaから3MPaとなりますため、ポリウレア樹脂の方が高い密着強度を有します。

高機能樹脂の先駆けであるスターライト工業は、技術とサービスでお客様の期待を超える機能を創出し続けております。
(1)マテリアル … 要求性能を満たす最適な母材・塗グレード・膜厚の提案
(2)ものづくり … 工場内塗ブースでの品質管理体制、豊富な工事施工経験
(3)評価技術 … CAE解析を活用した事前検証、長年蓄積されたノウハウに
もとづく的確な設計提案

原料のみの販売は行っておりません。
対象商品へ塗布し仕上げまで全て弊社にて実施いたします。

はい。塗布する母材の表面処理、プライマーの選択及び使用される環境によって、下記事象が生じる可能性があります。その対処法も合わせて紹介します。
(1) 母材の段差やひび割れが仕上げに影響
対処法:事前補修・清掃・脱脂・下処理
(2)下地処理が悪い場合、膨れや剥がれが発生
対処法:水分除去・脱脂・ケレン・適切なプライマー選定
(3)ポリウレア塗後の変色・脱色の可能性
対処法:ポリウレア塗後にトップコートを上塗り

ご希望する塗布内容を記載の上、以下の先までお問い合わせください。
tech-info@starlite.co.jp

はい。有償でのサンプル対応は可能です。

ご希望する塗布内容を記載の上、以下の先までお問い合わせください。
tech-info@starlite.co.jp

配管内面ライニング

塗布可能なサイズはどれくらいですか?

配管径125A-250Aになります。 配管長さ定尺5.5ⅿまでと対応できます。

2mmからとなります。2mm膜厚の場合2mm±1mmの公差となります。
5℃~60℃の範囲で使用可能です。
ポリウレアコーティング耐摩耗材料になります。

耐摩耗性の向上のみならず、内面の防錆性能も備わります。

原材料自身ある程度の耐薬品性能を有しています。
下記浸漬試験の結果をご参考ください。
浸漬試験(30日、30℃)の結果:
・塩酸10% ・・・・・・・・・・・使用可
・硫酸15% ・・・・・・・・・・・使用可
・水酸化ナトリウム50% ・・・・・変色
・水酸化カリウム20% ・・・・・・使用可
※原料メーカーからの入手データに基づきます。
上記記載以外の耐薬品性は、お手数をおかけしますが、ご使用薬品名、濃度及び使用温度を明記の上お問い合わせください。問い合わせはこちら

配管内面専用ノズルを用いて塗布しているため均一塗が可能になります。

現状は、液体、粉体、スラリーに対応可能です。気軽にお問い合わせください。
問い合わせはこちら

鋼管(鉄製)です。その他樹脂、金属への対応は現時点行っておりません。

直管・エルボ管となります。チーズ管・タケノコニップルは手吹付の特殊対応となり膜厚もバラつきが生じます。ベント管は対応できません。

リペア対応しておりません。新品の金属系配管にのみ、塗布できます。

母材となる配管は一般入手可能な場合、ご支給または弊社にて準備することは可能です。配管母材が特殊仕様の場合、ご支給をお願いします。

耐摩耗・密着強度・ヒートサイクル・シール性能各種試験を実施済です。

一部試験結果掲載しており、

実績紹介ページよりご確認いただけます。

はい。製鉄所構内のブラスト配管(採用後1.5年経過)での実績がございます。

詳しくはこちら

はい。有償でご対応できます。

必要の配管種類・サイズ・長さ・フランジ規格などを記載いただき、以下の問い合わせ先までお気軽にご連絡ください。

tech-info@starlite.co.jp

都度見積となりますので、塗布希望の仕様を下記問い合せ先までご提出いただければお見積り致します。

*ご希望内容によって数点確認させていただくことはございます。

tech-info@starlite.co.jp

施工トラブル・失敗事例

工事施工したポリウレアが数日後に塗膜の膨れや剥がれが発生しました。

考えられる原因(1):下地処理
解決方法(1):塗布対象面の状態に応じ、ケレン・ブラスト・ウォータージェットなど適切な方法を選択し、下地処理作業を行うことが重要です。

考えられる原因(2):プライマー塗布
解決方法(2):気温5℃以上の環境下、所定の乾燥時間(例:12時間以上)を確保したうえでの作業が必要となります。屋外で施工する場合塗布対象の温度にも留意する必要があります。ヒーター等を投入し塗布対象の温度を上げる場合もあります。

考えられる原因(3):ポリウレア塗布
解決方法(3):要求される機能にポリウレアの性能が追い付かず、トラブルになることもあります。それを回避するため、事前に塗膜浸漬試験、耐摩耗試験、曝露試験などを実施し、その結果をもとに適性のある材料を選択すれば、トラブルない施工ができます。
スターライト工業㈱は多くの実績を持っており、また上記の実機試験やCAE解析での衝撃分析などもできます。そのため、要求される機能に対して的確なご提案ができます。

考えられる原因:ポリウレア材料の加温不足または圧力不足
解決方法:材料の事前加温温度と時間を設定し、また塗布用ホース内の温度も下がらないよう塗布経路全体を設定温度まで上げる仕組みが必要です。

考えられる原因:端部処理方法が適切でない可能性があります。
解決方法:最も有効な方法は塗布物をポリウレア樹脂にて被覆し端部を作らないこととなります。施工上、どうしても塗布の端部が発生する場合、その端部に負荷がかからない工夫をすることでリスク低減が可能です。
例1:水槽・ホッパーなどの場合は、端部が外側に出るように塗します。
例2:端部を物理的にカバーすることで、端部にかかる負荷を低減します。