工事施工事例

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その係船柱、更新する前に延命検討しませんか?

係船柱のサビに困っている人必見!
塗布して10年経っても変わらないBARIAS

    係船柱(ボラード)は湾岸施設の安全を支える重要な設備ですが、常に海水、塩害、荷役作業の摩耗といった過酷な環境にさらされています。その結果、金属表面では「電気化学的腐食」と呼ばれる現象が発生し、サビが進行します。

    海水に含まれる塩化物イオンは鉄の酸化を加速し、さらに乾湿の繰り返しによって酸素供給が途絶えることなく、局部的に腐食が集中して進行します。こうした条件下では、一般的な塗装では短期間で劣化が始まり、再塗装や交換が必要になります。

    国土交通省の調査報告でも、湾岸部に設置された鋼製構造物の平均的な防錆寿命は5〜7年程度に留まるとされています。塩害地域における防食対策の難しさは、現場担当者なら誰もが経験している課題でしょう。

    その環境下での係船柱のサビは必然的な現象で、問題を根本的に解決するには、従来塗装を超える新しい防錆技術が求められます。

サビが進行すると発生するリスク

    係船柱のサビを放置すると、まずは外観の劣化が目立ちます。しかし、問題は見た目だけに留まりません。サビが進行すると、係船柱の断面積が減少し、そこにかかる荷重に耐えられなくなる危険性が増します。

    理由は、サビが進行すると金属が「脆化(ぜいか)」し、引張強度や耐疲労性が著しく低下するからです。その結果、船舶の係留中に係船柱が破断するリスクが高まります。これは人的被害や大規模な損害につながる重大なリスクです。

    さらに、係船索の使用状況にも注意が必要です。例えば、係船索の取り回しを誤り、応力が一点に集中するような形で使用した場合、通常よりも早く劣化が進みます。また、係船索を固定するビットやボラード(係船柱)の表面にサビや付着物があると、摩擦や局部的な削れによって係船索自体の耐久力が低下する原因となります。港湾現場では「係船柱のサビ」と「係船索の劣化」が連動してリスクを高めるケースも少なくありません。

    加えて、サビの進行は「維持管理コストの増加」も招きます。補修や交換には重機を伴う工事が必要であり、数百万円から数千万円の費用が発生します。特に交換となれば、係船柱だけでなく基礎部分の改修も伴うため、工期も長期化します。

    このように、係船柱のサビを放置することは、施設の安全性・経済性の両面から見ても大きなリスクが潜んでいます。

従来の防錆対策の限界

    従来、湾岸施設で採用されてきた防錆対策は「塗装」と「亜鉛メッキ」が主流でした。しかし、これらの方法には限界があります。

    理由は、塗装膜やメッキ層が衝撃や擦過により微細なキズが入ると、そこから腐食が急速に進行してしまいます。また、潮風に含まれる塩分や紫外線によって劣化が進むため、塗装では3〜5年で再施工が必要になるケースも珍しくありません。

    実際、港湾管理者からは「補修サイクルが短く、費用も膨大」「工事のたびに利用者に迷惑をかける」といった声が多く寄せられています。

    さらに、従来工法は「延命」ではなく「補修」の域を出ていないことも課題です。つまり、サビの進行を一時的に止めても、使用していくうちに摩耗されてしまい、根本的な原因解決には至らず同じ問題を繰り返してしまいます。

BARIASによる防錆の具体的効果

    ここで登場するのが、ポリウレア樹脂を用いた防錆コーティング「BARIAS」です。BARIASは従来塗装と異なり、耐摩耗かつ金属表面に強固に密着し、シームレスでピンホールのない防護膜を形成します。

    BARIASコーティングで使用するポリウレア樹脂が「高い耐候性」と「優れた柔軟性」を併せ持つ優れた材料です。塩化物イオンや紫外線、温度変化による膨張収縮にも追従し、長期間にわたり防錆性能を維持します。

    具体例として、某湾岸施設で実施されたBARIAS施工では、10年間経過しても外観・性能ともにほとんど変化がないことが確認されています。これは従来塗装の約2〜3倍に相当する寿命です。

    また、BARIASは施工後すぐに硬化し、短時間で使用再開が可能です。港湾施設のように「止められないインフラ」において、施工時間の短縮は大きなメリットとなります。

    つまり、BARIASは「サビの進行を防ぐ」だけでなく、「長寿命化による維持コスト削減」「安全性向上」を同時に実現できる画期的なソリューションなのです。

更新前に延命の選択肢を

   係船柱のサビは湾岸施設にとって避けて通れない課題ですが、従来の塗装や補修では限界があります。サビを放置すれば安全性とコスト両面で大きなリスクを招きます。さらに、係船索の取り回しや固定面の状態によっては、係船索自体の耐久力低下にも直結し、港全体の安全性に影響を及ぼします。

   そこで注目すべきが、ポリウレア樹脂を用いたBARIASコーティングソリューションです。BARIASは10年以上の長寿命防錆を実現し、補修サイクルの大幅延長、維持管理コスト削減、そして安全性向上を同時に達成します。

   もし今、係船柱の交換を検討しているなら、その前に「延命」という選択肢を考えてみてください。更新コストを大幅に抑えつつ、安心できる港湾運営を支える方法がここにあります。

港の未来を守るために
BARIASによる防錆対策を、ぜひ一度ご検討ください。