お客様の声

CUSTOMER REVIEWS

港湾の係船柱“再塗装の常態化”から脱却

更新を迎えた係船柱(ボラード)に防錆防食
BARIASコーティング工事を実施した効果

― 株式会社中山製鋼所 ご担当者様 × スターライト工業株式会社 営業担当 ―

スターライト工業㈱ 営業担当(以下、JSL):
本日はお忙しい中ありがとうございます。
港湾の係船柱で実施した防錆防食の取り組みについて伺います。まずは当時の背景からお聞かせください。

株式会社中山製鋼所 ご担当者様(以下、お客様):
こちらこそお世話になっております。
潮風や紫外線、係留時のロープ擦れで塗膜の剥がれが頻発していました。根元の腐食も進み、更新する場合、従来工法だと掘り起こしが必要で、1基あたり100万円以上の費用感が常にネックでした。対象は13基。防錆・耐候・耐摩耗を一度に満たせる方法を探していました。

JSL:
まさに港湾特有の“複合ダメージ”ですね。私たちはBARIASコーティングの施工で長寿命化と安全対策、トータルコスト低減を狙う提案を基本にしています。

お客様:
採用の決め手は、防錆・防食と耐摩耗性をワンパッケージで適用できる点でした。

再塗装頻度を下げられる見込みが立ったこと、ライフサイクルコストに効くことが大きかったです。もし全箇所を新設置換していたら13基×100万円=1,300万円以上

それに対して、BARIASコーティング工事は新設置換比で約80%低コスト(概算)の水準で検討でき、現実的でした。(金額は2015年採用当時)

JSL:
今回は大まかな作業フローとして、
現場調査 → 下地処理(清掃・サビ・旧塗膜除去) → 養生(飛散・安全対策) → コーティング → 仕上げ → 検査・引き渡し」の順で進めました。

港湾の気象条件と稼働制約に合わせて工程を最適化しています。

お客様:
実際の吹き付けも胴回りを重点的にして摩耗消耗を抑える配慮があり、囲い養生で周囲への飛散防止も徹底されていました。港湾現場でも安心できる運用でした。

JSL:
施工後の状態はいかがでしたか?

お客様:
2015年に施工し、1年点検・2年点検でも問題なしを確認。狙いどおり再塗装の頻度を抑制できました。交換・修理に伴う停止や仮設の負担まで含めて、トータルコストの低減につながっています。

JSL:
それは嬉しいお話ですね。 施工からおおよそ10年間経過しましたが、ベース層に劣化は見られず、トップコートは必要に応じてタッチアップしました。

現在も問題なく使用頂いていること大変嬉しいです。

今後も現場にフィットした耐摩耗ソリューションを提案できるよう、サポートしてまいります。 貴重なお話を本日は本当にありがとうございました。

お客様: こちらこそ、ありがとうございました。

施工前

潮風、紫外線、ロープの擦れにより塗料剥れが頻繁に発生していた

施工直後(2015年11月)

ケレン→塗布→トップコートで係船柱全体にBARIASコーティングを実施

施工2年後(2017年)

摩耗なくトップコートの剥れのみで継続使用中

施工10年後(2025年10月)

トップコートを再塗布し、問題なく使用継続中。10年間でトップコートのタッチアップ塗布はわずか数回で現在に至る。

▶工事施工実績一覧はこちら

▶係船柱の施工についてのコラムはこちら

BARIASとは?